インターネットを長く利用している人なら【Hi-ho】一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
hi-hoは株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)グループが運営するインターネットサービスプロバイダです。
そのhi-hoがNTTの光ファイバーを利用してサービスを提供するのがhi-hoひかりです。
ただし、光コラボレーションが増えた今、hi-hoひかりは現在光回線の中であまりおすすめできない光回線といえます。
ここではhi-hoひかりがおすすめできない理由について解説していきます。
このページでは、消費税の総額表示の義務付けにより、価格は全て税込での表記になっております。
hi-hoひかりの基本情報
hi-hoひかりはNTTの光ファイバーを利用した光コラボレーションサービスです。
基本的にはフレッツ光ネクストギガタイプと同じですが、まずはhi-hoひかりの基本情報からご紹介していきます。
回線速度 | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps |
---|---|
接続方式 | PPPoE+IPoE接続 |
月額料金(戸建て) | 5,445円 ※キャンペーン中のため3年間4,895円 |
月額料金(マンション) | 4,125円 ※キャンペーン中のため3年間3,575円 |
契約期間 | 3年間 |
違約金 | 33,000円(36ヵ月以降は10,450円) |
スマホセット割引 | hi-hoの格安スマホが220円割引 |
光コラボレーションなので月額料金にプロバイダ料金も含まれています。
気になる月額料金ですが、光コラボレーションの中では一般的な値段設定です。
通信速度は上り下り1Gbpsと高速です。
またオプションになりますが、接続方法もIPv6に対応していますので、現在フレッツ光をご利用の方でも違和感なく利用できる光回線です。
hi-hoひかりは光コラボレーションなので光回線とプロバイダがセットになったサービスでそれ以外はフレッツ光とほぼ同等と言えます。
hi-hoひかりの初期費用
hi-hoひかりを利用するためには工事が必要です。
ここからはhi-hoひかりを利用するための工事費も含め最初にかかる費用を解説します。
戸建てのプラン工事費
戸建てプランとは通常の一戸建ての建物やアパートなどの集合住宅の一室に光ファイバーを直接引き込むタイプのプランです。
工事種別 | 工事料金 |
---|---|
新規 | 19,800円(660円×30回) |
光コンセント有 | 8,360円(278円×29回、295×1回最後の月) |
派遣工事無 | 2,200円(一括支払いのみ) |
上記工事費の他、契約事務手数料として3,300円がかかります。
戸建てプランの場合光コンセントが設置されていても設備によってはコンセントを新しくする必要がる場合があります。
工事が必要かどうかはNTTに問い合わせて確認する必要があります。
マンションプランの工事料金
マンションプランは4世帯以上の集合住宅で尚且つNTTの光ファイバーの分配器(スプリッター)が設置されている建物を指します。
工事種別 | 工事料金 |
---|---|
光コンセント無 | 16,500円(550円×30回) |
光コンセント有 | 8,360円(278円×29回、295×1回最後の月) |
VDSL方式 | 16,500円(550円×30回) |
LAN配線方式 | 8,360円(278円×29回、295×1回最後の月) |
派遣工事無 | 2,200円(一括支払いのみ) |
上記工事費の他、契約事務手数料として3,300円がかかります。
マンションプランは建物内の設備により工事方法とプランが変わります。
設備については以下の3つの方法となります。
■ 各部屋まで光ファイバーを引き込んでいるタイプ(光配線方式)
■ 各部屋に設置された電話線を利用するタイプ(VDSL方式)
■ 各部屋に設置されたLANケーブルを利用するタイプ(LAN配線方式)
どの方式が利用できるかは管理会社もしくはNTTに確認するのが確実です。
工事不要の転用・事業者変更の場合
現在フレッツ光やNTTの光ファイバーを利用した光コラボレーションを利用している場合は基本的に工事の必要はありません。
その場合には転用契約事務手数料として3,300円がかかります。
hi-hoひかりのオプション
hi-hoひかりはインターネットだけではなく固定電話サービスなど、他の光回線同様オプションも用意されています。
オプション名 | 内容 | 料金 |
---|---|---|
hi-hoひかり電話 | 光ファイバーを使った固定電話サービス | 550円 |
hi-hoひかりテレビ | アンテナなしで地デジ・BS・CS放送が視聴できるサービス | 825円 |
以上の他にセレクトというオプションがあります。
セレクトは2つのオプションがセットで550円で利用できるサービスです。
セットにできるサービスは【McAfeeセキュリティ】が基本で、それ以外のサービスを以下の5つの中から1つ選ぶことが出来ます。
項目名 | サービス内容 |
---|---|
hi-ho Wi-Fi byエコネクト | PC,タブレット、スマホも最大 3台までセキュリティ対策。 |
リモートテクニカルサービス | PC,タブレット、スマホの設定やトラブルを電話でサポート。 |
お財布サポート | 全国の福利厚生やクーポンが利用できる。 |
データバックアップ | 3台までデータ紛失を防ぐ自動バックアップ。 |
mieru-TV | 最新の映画・ドラマを中心に約 10,000本を楽しめる動画サービス。 |
※mieru-TVを選択した場合のみセレクトのオプション金額は月額825円となります。
hi-hoひかりのメリット・デメリット
光回線を乗り換えたり新規に契約したりする場合、どのようなメリットがあってどのようなデメリットがあるのかは非常に重要なポイントになります。
ここからはhi-hoひかりを利用することのメリットとデメリットについて解説していきます。
hi-hoひかりのメリット
まずはhi-hoひかりのメリットから解説していきます。
hi-hoひかりを利用するメリットはhi-hoの格安スマホや格安SIMが割引で利用できる点です。
割引額はhi-hoひかりの各コースから毎月200円の割引となります。
ただし割引には以下の適用条件になっているので注意してください。
hi-hoスマート割の適用条件
■ hi-ho ひかりコースが開通していること
■ hi-ho ひかりコースが開通月および解約月ではないこと
■ hi-ho LTE typeDシリーズを利用中であること
■ 既にhi-ho スマート割で申請されているhi-ho LTE typeDの契約でないこと
hi-ho-ひかりのデメリット
次にhi-hoひかりのデメリットを解説していきます。
hi-hoひかりは光コラボレーションなので基本的にNTTのフレッツ光と同じサービスです。
ただし利用できるオプション、特にひかり電話のオプションサービスについてはフレッツ光電話で利用出来たオプションがhi-hoひかり電話で利用できないものが多く、固定電話を利用したいユーザーには不満が残るかもしれません。
では光電話の不満点とはどのような点でしょうか?
フレッツ光電話には光電話エースというオプションがあります。
光電話エースはナンバーディスプレイ・ナンバーリクエスト・キャッチホン・ボイスワープ・迷惑電話お断りサービス・着信お知らせサービスさらに528円分の通話料金と基本料金がセットで1,650円で利用できるサービスですが、hi-ho光電話には光電話エースのようなセットがありません。
また、固定電話に加えFAXを別の番号で利用している場合フレッツ光電話の場合月額100円で追加の電話番号が利用出来ましたが、hi-hoひかりは追加の電話番号が利用できません。
仕事などで固定電話を使う方の中にはFAX専用の電話番号を利用している人も多いと思いますが、そのような人の場合には他の光回線を利用するのがおすすめです。
\光電話エースと同じサービスが使いたいなら/
hi-hoを利用するメリットがあるのはhi-hoのスマホユーザーです。
固定電話を利用する方にはhi-hoひかりはデメリットが多い光回線といえます。
hi-hoひかりの評判
hi-hoひかりを検討する際に気になるネット上の評判ですがSNSなどでの評判はどのようになっているのでしょうか?
SNSなどでhi-hoひかりの評判を調べるとhi-hoのプロバイダについての情報が多くhi-hoひかりの情報はあまり見つかりません。
そんな中でもいろいろ調べてみると以下の様な報告が見つかります。
- 速度が遅い
- サポートに電話がつながらない
- フレッツよりも料金が安くなった
以上のような書き込みを見つけることが出来ます。
速度やサポートに関する報告は利用環境や時間帯等により異なりますし、他の光回線でも同様の報告があるのでhi-hoひかりに限ったことではありません。
また料金に関しても光コラボレーションならばフレッツ光よりも安くなるのは当たり前ともいえます。
残念ですがhi-hoひかりの評判をネットで検索してもあまり有益な評判を見つけることは出来ません。
hi-hoひかりの評判はネット上で探すと速度が遅いという書き込みが多くあります。
ただし報告数が少ないのでそのまま鵜呑みにするのは注意が必要です。
hi-hoひかりよりお得な光回線は?
ではhi-hoひかりよりもメリットの多いおすすめの光回線はどこになるのでしょうか?
hi-hoひかりとhi-hoの格安スマホをセットにすることで割引になるのが月額220円です。
hi-hoひかりの月額料金が4,895円なので220円を引いた4,675円以下の光回線ならばhi-hoひかりよりも安く利用できるということになります。
hi-hoひかり | enひかり | exciteMEC光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 4,895円 | 4,928円 | 4,950円 |
セット割引 | 200円 | なし | なし |
合計 | 4,750円 | 4,928円 | 4,950円 |
上記の通り、セット割を利用すればhi-ho光は安く利用できます。
但し、hi-hoの格安スマホとのセット割を利用しない場合は、おすすめできません。
そこで当サイトがおすすめするのがhi-hoひかりと同じ光コラボレーションのenひかりです。
enひかりは月額料金が4,730円と低価格でオプションのv6接続を入れても月額4,928円と光回線最安になります。
さらにenひかりは縛り期間がないためいつでも解約することが出来ます。
ネット上の評判も良く現在おすすめの光回線となります。
hi-hoの格安スマホを利用している場合は、hi-ho光を3年間利用して、その後他に乗り換えるという選択肢がベストです。
まとめ
hi-hoひかりは、3年間月額料金が安く利用できます。
3年後の月額料金は「ファミリーコース5,445円」「マンションコース4,125円」と料金が高くなるので注意が必要です。
結論としては、hi-hoの格安スマホを利用している人であれば、hi-hoひかりを契約するのはありです。
但し、3年後の料金は高くなるというのを忘れずに覚えておいてください。
hi-hoの格安スマホを利用していない人はhi-hoひかりを契約するメリットはないので、他を検討した方が良いです。