インターネットのプロバイダとして知らない人はいないといってもいいほど老舗のOCN。
1996年よりインターネットプロバイダとしてサービスを提供しています。
もともと日本電信電話によりスタートしたサービスで現在NTTコミュニケーションが運営しています。
そのため、フレッツ光とOCNのセットでインターネットを利用しているユーザーが多く、利用者数は現在国内1位の契約数を誇ります。
そんな契約者の多いOCNを利用しているのは実は損ということはご存じでしょうか?
ここではOCNについて様々な点から損得を検証していきます。
このページでは、消費税の総額表示の義務付けにより、価格は全て税込での表記になっております。
OCN 3つのサービス
OCNのサービスは
- NTTのフレッツ光を利用したOCN光
- フレッツ光+OCN
- ドコモ光+OCN
上記の3つが主なサービスです。
まずはOCNの3つのサービスについて説明していきましょう。
今はおすすめできない!?「フレッツ光+プロバイダ(OCN)」
出典:https://www.ntt.com/personal/services/internet/hikari/unbundle.html
NTTのフレッツ光とプロバイダを別々に契約するサービスです。
フレッツ光は光回線の契約の他に複数あるプロバイダと契約しないとインターネットに接続することができませんが、プロバイダの役目があまりわからずに契約した際に店員さんのお任せでOCNに契約した人も少なくないですね。
一般的にはフレッツ光の代金とプロバイダの料金は別請求となりますが、プロバイダパックはフレッツ光の月額料金とOCNのプロバイダ料金がまとめて支払えるサービスです。
フレッツ光の基本料金は変わりありませんが、プロバイダ料金に関しては開通月が無料になったり長期契約割引などのメリットもあります。
毎月の料金は通常の契約と変わりませんが、請求がまとまるということで支払いがすっきりしてわかりやすいと評判も良いようです。
月額料金(フレッツ光+プロバイダ料金=合計) | |
---|---|
OCN光 with フレッツ(戸建てプラン) | 5,170円+1,210円=6,380円 |
OCN光 with フレッツ(マンションプラン1) | 3,685円+990円=4,675円 |
OCN光 with フレッツ(マンションプラン2) | 3,245円+990円=4,235円 |
OCN光 with フレッツ(マンションプランミニ) | 4,345円+990円=5,335円 |
※プラン1、プラン2、プランミニは同一の集合住宅などで見込める契約数(ミニは4世帯以上、プラン1は8世帯以上、プラン2は16世帯以上)となります。
昔からインターネットをOCNのプロバイダで利用していて、毎月の料金がまとめて請求がくる場合OCN光 with フレッツというプランで、フレッツ光の料金とOCNの料金が別々に請求が来ているのであれば、OCN光 with フレッツのプランではありません。
請求が分かれていて不便という方はOCN光 with フレッツに変更したほうがいいのですが、それならば乗り換えを検討したほうがよりお得にインターネットを利用できるようになります。
OCN光 with フレッツのメリットとデメリット
OCN光 with フレッツのメリットですが残念ながらありません
OCN光 with フレッツのホームページでも広告にOCN光のバナーが目立つように張ってあることからも現在OCNが【OCN光withフレッツ】を推奨していないことがわかります。
料金で見ても戸建てプランで毎月OCN光withフレッツが6,380円ですがOCN光は5,610円とほぼ同じサービスで毎月770円も安く利用することができてしまいます。
光コラボレーションがスタートした現在、フレッツ光とプロバイダがOCNで契約するプラン【OCN光withフレッツ】はおすすめできない損をしてしまっているプランといえます。
OCN for ドコモ光について
出典:https://www.ntt.com/personal/services/internet/hikari/docomo.html
OCN for ドコモ光はドコモが提供する光コラボレーションサービスです。
光コラボレーションサービスはNTTの光ファイバーを利用したNTTドコモが運営するインターネット接続サービスで、2015年からスタートしたサービスです。
OCN光 for ドコモ光の大きなメリットはドコモのスマホやケータイをお持ちの人が固定回線を契約することでスマホの月額料金が安くなるドコモ光セット割が利用できることです。
光コラボレーションはOCN光 with フレッツよりも月額料金も安く、さらにスマホの毎月の料金も安くなるので、ドコモユーザーはOCN光 with フレッツからOCN for ドコモ光に乗り換える人が増えています。
月額料金(プロバイダ料金込み) | |
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戸建て(ファミリータイプ) | 5,940円 |
集合住宅(マンションプラン) | 4,620円 |
※マンションプランとはNTTがマンションプランとして指定している建物で、スプリッタ等の分配器が設置された建物のことを言います。
OCN for ドコモ光のメリットとデメリット
OCN for ドコモ光の大きなメリットとしてドコモ光セット割が適応になるので、ドコモユーザーの人はスマホが安く利用できるというメリットがあります。
ドコモ光の特徴でプロバイダは複数の会社から選ぶことができるのですが、選択するプロバイダによって料金が違います。
ドコモ光の料金はプロバイダのセットのプランだとタイプAとタイプBの2種類がありOCNは料金の高いタイプBになっています。
スマホの割引は他のプロバイダと同様の割引額なのに対し、月額料金だけ高額となっているのでお得感が減ってしまいます。
サービスが同じであればドコモ光のプロバイダはプランAの中から選ぶほうがおすすめです。
戸建てプラン | マンションプラン | |
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ドコモ光プロバイダ タイプA ドコモnet、ぷらら、GMOとくとくBB、ニフティ、DTI、ビッグローブ、 andline、So-net、Tigers-net.com、エディオンネット、excite、hi-ho、 ic-net、SIS、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、@ネスク、TIKITIKI,、01光コアラ |
5,720円 | 4,400円 |
ドコモ光プロバイダ タイプB OCN、@T-COM、TNC、AsahiNet、WAKEAK、@ちゃんぷるネット |
5,940円 | 4,620円 |
ドコモ光のプロバイダを選ぶなら月額料金の安いタイプAがおすすめです。
OCN光(光コラボレーション)について
出典:https://www.ntt.com/personal/services/internet/hikari/ocnhikari.html
OCN光は光コラボレーションサービスで、NTTのフレッツ光の設備を自社ブランドとしてユーザーに提供するサービスです。
通信品質やサービス・信頼性などNTTのフレッツ光同様安心して利用できるインターネットで、主流となりつつあるサービスです。
OCN光 with フレッツよりも月額料金も安く、メールアドレスも変更しなくてもいいため手軽に乗り換えが可能です。
月額料金(プロバイダ料金込み) | |
---|---|
戸建て(ファミリータイプ) | 5,610円 |
集合住宅(マンションプラン) | 3,960円 |
※マンションプランとはNTTがマンションプランとして指定している建物で、スプリッタ等の分配器が設置された建物のことを言います。
OCN光のメリットとデメリット
光コラボレーションのOCN光ですがドコモのスマホを使っている人は上のドコモ光を選ぶべきです。
スマホやインターネットの料金は単体で考えるのではなく、家計全体の通信にとして考えたほうがより節約を実感することができます。
OCNのサービスの中で、スマホがドコモではない場合は光コラボレーションのOCN光となるのですが、OCN光は光コラボレーションの中で料金はそれほど安くないのです。
今よりもインターネットで節約をしたいのであれば毎月の料金がもっと安い光コラボレーションやキャッシュバックなどの特典が充実した光コラボを選ぶほうがいいですね。
なぜOCNは乗り換えないと損なのか
なぜOCNは乗り換えないと損なのでしょうか?
答えは非常にシンプルで他のプロバイダよりも料金が高いからなのです。
現在多くのプロバイダがありますが、プロバイダを選ぶうえで重要なのは次世代通信規格のIPv6+IPoE接続に対応していることと、毎月の料金と加入者特典です。
OCNはIPV6+IPoE接続に対応していますが、料金や特典の面では他のプロバイダに劣ってしまっています。
プロバイダはインターネットを利用するためには必ず必要な物ですが、同じサービスであれば、現時点では残念ながら高額なOCNを使い続けることは損をしてしまっていると言えます。
一番安くてお得なのはOCN光!ですが・・・
OCNの3つのサービス【OCN光withフレッツ】【OCN for ドコモ光】【OCN光】、光ファイバーでインターネットをするには、この3つから選ぶことになるのですが、実はどれもお得ではないのです!
光回線で快適でお得にインターネット利用する方法は他にあります。
OCNの3つのサービスの戸建てプランを比較すると、一番安いのは月額料金が5,610円のOCN光ですが、他の光コラボレーションの方が安く使える所が多いです。
そのためOCNに強いこだわりがないのであれば、他の光回線に乗り換えたほうが毎月の料金も安くなり、さらにお得にインターネットを利用することが可能になります。
ドコモ光でプロバイダがOCNなら注意!
OCN for ドコモ光のメリットとデメリットでも説明しましたが、ドコモ光はプロバイダが複数用意されていてその中から自分の好きなプロバイダを選ぶことができます。
選べるプロバイダは2つのタイプに分かれていて、タイプAが光回線と合わせて月額5,720円なのに対し、タイプBは光回線とプロバイダ料金がセットで月額5,940円と毎月220円高額です。
OCNは高額なタイプBになっています。
「高いほうがいろいろサービスがあっていいんじゃないの?」という方もいるかもしれませんが、プロバイダとしてのサービスはどのプロバイダでもそれほど差はありません。
ドコモ光を利用するのであれば料金の安いプランAの中からよりサービスの良いプロバイダを選ぶべきです。
現時点ではドコモ光をプロバイダOCNで利用するのは無駄といってもいいかもしれません。
OCNからどこに乗り換える?
では実際にOCNから他社に乗り換える場合どのように光回線を選ぶのがいいのでしょうか。
光回線の選び方のコツは、お使いのスマホとセットにするのが一番お得です。
また、スマホを使わない方や家族でスマホがバラバラといったご家庭であれば、とにかく月額料金の安い光回線を検討してみましょう。
ここからはよりお得にインターネットを利用できるよう、OCNから乗り換えるおすすめの光回線を紹介していきます。
家族で2台以上同じ会社のスマホを使っているならその会社にあわせた光回線を選ぶのがおすすめ!
OCNからauひかりに乗り換える【auユーザーにおすすめ】
もしも一緒に住んでいる家族の中にauのスマホを使っている人がいるのであれば、おすすめの光回線はauひかりです。
auひかりはauスマホが割引になるスマートバリューが利用できるので、家族が多ければ多いほど割引額が多くなってきます。
また、光ファイバーの中でも新規入会時の特典が充実していてキャッシュバック額も他社よりもダントツに高い設定になっています。
回線速度も速くSNSでも好評なのですが、デメリットとしてauひかりには対応していない地域が多いです。
ただ、auひかりが利用できない地域でもビッグローブ光等、スマートバリューが適応になる光回線がありますので、それらを利用するとauひかり同様、割引を受けることが可能です。
ビッグローブ光、So-net光プラス、eo光、コミュファ光、一部ケーブルテレビなど
auひかりの料金について
月額料金(ホームタイプ) | 5,610円 |
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月額料金(マンションプラン) | 4,180円~5,500円 |
契約期間 | 2年間(ギガ得プラン)3年間(ずっとギガ得プラン) |
工事費 | 実質0円 |
回線速度 | 上り下り1Gbps |
auひかりの戸建てプランは1年ごとに毎月110円ずつ割引され、3年後には月額5,180円になります。
速度も上り下り1Gbpsと高速で、工事費も実質無料、さらにキャッシュバックなどの特典も多いとなればOCNから光回線を乗り換えるならauひかりはauスマホユーザーには一押しの光回線といえます。
OCNからNURO光に乗り換える【SoftBankユーザーにおすすめ】
インターネットをより快適に使いたいならNURO光がおすすめです。
NURO光は、フレッツ光の最大速度1Gbpsの2倍の速度(2Gbps)の高速通信が可能です。
SNS上での口コミ・評判も、NURO光は高速通信でネットゲームが快適にできると高評価が多いです。
速度だけではなく月額料金も安く、さらにソフトバンクのスマホユーザーにはうれしいソフトバンクのおうち割が適応になるので、家庭の通信費を大幅に節約することができます。
料金、速度とバランスの取れた光回線で、ソフトバンクユーザーにはおすすめのインターネットです。
NURO光の詳細
月額料金(ホームタイプ) | 5,200円 |
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月額料金(マンションプラン) | 2,090円~2,750円 |
契約期間 | 2年間 |
工事費 | 実質0円 |
回線速度 | 上り1Gbps下り2Gbps |
月額料金が安いのにキャッシュバックが高額な点もNURO光の魅力な点です。
工事費も実質無料なので新規契約時の特典は非常に充実しています。
問題点はauひかりと同様でNURO光が利用できる地域が限られているという点です。
NURO光が利用できる地域にお住まいの方で、ソフトバンクのスマホをお使いの方はNURO光がおすすめです。
https://kaisen-boy.com/internet-kaisen/nuro-hikari-campaign/
OCN for ドコモ光から乗り換えならGMOとくとくBB×ドコモ光【ドコモユーザーにおすすめ】
現在ドコモのスマホをお使いの人がOCN for ドコモ光やOCN光を利用中であれば、GMOとくとくBB(ドコモ光)に乗り換えるのがおすすめです。
同じドコモ光なので、今までどおりドコモ光のセット割が適応になりますし、GMOとくとくBBはタイプAなので毎月の料金も安いグループです
また、GMOとくとくBBはあまり特典の期待ができないドコモ光の中では新規加入時の特典が充実していて、契約期間中WiFiルーターが無料でレンタルできたり、dポイントがもらえたりとお得に利用することができます。
現在ドコモ光でプロバイダをOCNにしているのであれば、毎月200円節約ができるタイプAのGMOとくとくBBに乗り換えすることをおすすめします。
料金の安いenひかりの乗り換える
スマホとのセット割引はきにしない方やとにかく月額料金が安い光回線が良いという方におすすめなのがenひかりです。
enひかりと聞いたことが無いという人も多くいるかもしれませんが、現在【業界最安値】としてシェアを広げている光コラボレーションサービスです。
月額料金が安いだけあって新規加入時の特典などのサービスはあまり期待できませんが、それでも十二分に元が取れる月額料金の設定となっています。
回線速度も実績のある光ファイバーを利用しているので、安心してインターネットを利用することができます。
工事費に関しては現在フレッツ光やOCN光を利用しているのであれば、転用や事業者変更という形で簡単な手続きのみで乗り換えることが可能です。
新規の場合には工事費が発生してしまいますが現在光ファイバーを利用しているのであれば大きな出費はないので手軽enひかりに乗り換えることが可能です。
また、次世代通信規格のIPv6+IPoE接続にも対応しているのでより快適なインターネットをOCNよりも安く利用することができます。
少しでも安く快適にインターネットを利用したいという人にenひかりはおすすめの光コラボレーションです。
まとめ
OCNのサービスはフレッツ光のプロバイダ、ドコモ光のプロバイダ、光コラボレーションの3つのサービスがあるのはご理解いただけたと思います。
OCNは利用者が多いわりにメリットはあまりありません。
プロバイダにこだわりがないのであれば節約のためにもOCNから他社に乗り換えすることがおすすめです。
特にフレッツ光とプロバイダがOCNという組み合わせは非常にもったいないのです。
フレッツ光をお使いの方で、少しぐらい料金が高くても良いという方はOCN光、少しでも安いインターネットが使いたいという方は他社への乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
今のままでは【OCNは乗り換えないと損!】ということになってしまいます。