ドコモのスマホならドコモ光、auスマホならauひかり、ソフトバンクのスマホならソフトバンク光だね。
スマホ及び光回線を安く使うには、それぞれをセットにして割引(セット割)を受けるのがお得です。
ここではワイモバイル利用者は、どの光回線を契約することでどれだけお得になるかを解説していきます。
ソフトバンクとワイモバイル
月額料金が安いワイモバイルをさらに安く使いたいと思ったら、まず知っておきたいのたいのはワイモバイルはがどのようなスマホかということです。
元々ワイモバイルはイーアクセス株式会社としてADSLサービスやPHSサービスを提供してきましたが、2015年にソフトバンク株式会社に吸収合併され、現在はソフトバンクのサブブランドとして、ソフトバンクの通信回線を利用した携帯電話サービスとなりました。
サブブランドとは?
最近になってよく聞くのがサブブランドという言葉です。
サブブランドとは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)が展開する通信サービスでauを運営するKDDIのサブブランドがUQ Mobile、そしてソフトバンクが展開するのがワイモバイルです。
ドコモは現在サブブランドを展開していませんが、今後OCNモバイルがドコモのサブブランドとして展開される見通しのようです。
キャリア | サブブランド名 |
---|---|
ドコモ | 2020年12月1日時点で無 |
KDDI | UQ wimax |
ソフトバンク | ワイモバイル |
格安スマホが以前に比べると一般的になってきましたが、サブブランドはその中の一つでMVNOの中の一社となります。
MVNOとはメインブランド(ドコモ・au・ソフトバンク)のアンテナや中継器をレンタルしてユーザーにサービスを提供する事業者のことを指します。
ワイモバイルはMVNOの中の一つになりますが、サブブランドということで位置づけが他のMVNOとは違うという意見もネット上ではあります。
実際にSNS上では以下と同様の報告が多くあります。
昼12時台のUQモバイル速い!OCNも頑張ってるけど格差が大きいです。#UQモバイル,#OCNモバイルONE,#格安SIM ,#通信速度 pic.twitter.com/1g0TvWSCqQ
— Tangerineのガジェット Channel (@GadgetTangerine) January 16, 2020
ワイモバイルこの混む時間帯でさえかなり速い。 pic.twitter.com/l2x2JN2ZUf
— ◇キノコ╪ジュース◇² (@starmienoyamix) November 1, 2020
ネット上の評判を調べても、サブブランドのほうが通信速度が速いという報告が多くみられます。
ワイモバイルはソフトバンクの回線を利用したMVNOの中でも、通信速度や品質においても評判の良い格安スマホといえます。
ワイモバイルがさらに安くなるおうち割
ソフトバンクのサブブランド【ワイモバイル】は料金も安く他の格安スマホの中でも高速という評判ですが、そのワイモバイルをさらに安く利用することができるのがソフトバンク光とセットで利用することです。
ワイモバイルとセットで月額料金が安くなる光回線はソフトバンク光のおうち割です。
ワイモバイルのメインブランドとなるソフトバンクが運営するソフトバンク光なら携帯電話とのセット割引のおうち割がワイモバイルでも適用になります。
ここからはワイモバイルのおうち割について解説していきます。
ワイモバイルのおうち割とは?
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドということでおうち割が適用になりますが、気になるのは割引の内容です。
スマホの料金設定がそもそも低価格で設定されているため、ソフトバンクと同じような割引が適用になるか心配になります。
ワイモバイルのおうち割はソフトバンクのおうち割とは割引額が違うので注意が必要です。
プラン名 | 割引額 | ワイモバイル割引後料金 |
---|---|---|
スマホベーシックプランS | 500円 | 2,180円 |
スマホベーシックプランM | 500円 | 3,180円 |
スマホベーシックプランR | 500円 | 4,180円 |
スマホプランS※1 | 500円 | 2,480円 |
スマホプランM※1 | 700円 | 3,280円 |
スマホプランR※1 | 700円 | 4,280円 |
スマホプランL※1 | 1,000円 | 4,980円 |
※1のプランについては新規受付終了しています。
割引額はプランにより違いますが新規で加入できるプランとしては一律500円の割引となっています。
ソフトバンクのおうち割同様割引期間はネットの契約期間中となっておりずっと割引の対象となります。
仮に家族4人でワイモバイルを利用している場合ならば毎月2,000円の通信費の節約が可能となります。
また、ワイモバイルのおうち割もソフトバンクのおうち割同様ソフトバンク光だけではなくソフトバンクAirでも適用になります。
ワイモバイルの割引の中に家族割引サービスがありますが、すでに家族割サービスを受けている場合おうち割は適用になりません。
家族割引サービスとおうち割光セットは重複できないので注意してください
ソフトバンクのおうち割はワイモバイルにも対応!ただし割引額は最大で1台につき500円/月とソフトバンクのおうち割とは割引額が違います。
ワイモバイルならソフトバンク光?
ワイモバイルのおうち割が適用になるのはメインブランドでもあるソフトバンクの光回線【ソフトバンク光】です。
ソフトバンク光はNTTの光ファイバーを利用した光コラボレーションサービスで基本的な仕様は次の通りとなります。
回線速度 | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps |
---|---|
月額料金 | 戸建て5,200円 / マンション3,800円 |
接続方式 | PPPoE+IPoE接続 |
契約期間 | 2年自動更新 |
違約金 | 9,500円 |
スマホとのセット割 | おうち割光セット |
ソフトバンク光ならワイモバイルのスマホがおうち割光セットの対象となるので毎月1台につき割引になります。
ワイモバイルのユーザーが安くスマホを使うにはソフトバンク光のおうち割が有効ということはご理解いただけたと思いますが、どなたでもおうち割がお得というわけではないので注意が必要です。
※NURO光はワイモバイルのおうち割に非対応です。
ここからは「ワイモバイル=おうち割がお得」とならない場合とその時にはどの光回線がお得なのかを解説していきます。
ワイモバイル×おうち割が損な場合
かなり重要だからしっかりと覚えておいてね!
- ワイモバイルのおうち割はソフトバンク光だけ!
ソフトバンクのスマホならNURO光でもおうち割は適用になったけど、ワイモバイルはソフトバンク光のみおうち割適用になります。 - ワイモバイルの台数によってはソフトバンク光は損
特に台数によって損の項目は重要なので詳しく解説していきます。
ワイモバイルならおうち割がお得というのは、すべてのワイモバイルユーザーというわけではありません。
その理由としてソフトバンク光は、光コラボレーションの中では月額料金が高めの設定な点と、おうち割の適用条件がポイントになります。
そこで、ソフトバンク光の月額料金を、フレッツ光と光コラボレーションの中でも低価格なexcite MEC光と比較してみます。
戸建てプランでの比較
ソフトバンク光 | フレッツ光 | excite MEC光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 5,200円 | 5,170円 | 4,500円 |
オプション料金 | 500円 | 0円 | 0円 |
プロバイダ料金 | 0円 | 760円/530円 | 0円 |
合計金額 | 5,700円 | 5,930円 | 4,500円 |
マンションプランでの比較
ソフトバンク光 | フレッツ光 | excite MEC光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,800円 | 3,025円~4,125円 | 3,500円 |
オプション料金 | 500円 | 0円 | 0円 |
プロバイダ料金 | 0円 | 550円~ | 0円 |
合計金額 | 4,300円 | 3,575円~4,675円 | 3,500円 |
ソフトバンク光はNTTの光ファイバーを利用した光コラボレーションサービスですが、同じ光コラボの中でも低価格なexcite MEC光と比較すると戸建てで月額700円、マンションで月額800円高額です。
さらにおうち割を適用させるためにはオプションのBBユニットのレンタルが必須となりますので、さらに毎月500円のオプション料金が必要となります。
結果として戸建てプランで毎月1,200円、マンションプランで毎月1,300円同じ光コラボのexcite MEC光よりも高くなってしまいます。
この差額を埋めるためにはおうち割の適用となるワイモバイルの契約数が3回線以上無いとソフトバンク光は損をしてしまうことになります。
ワイモバイルユーザーならソフトバンク光がお得というのはすべてのユーザーに当てはまるわけではなく、3台もしくは4台以上の契約の場合なので注意してください。
ワイモバイルが2台以下ならexcite MEC光
割引の対象となるワイモバイルが2台以下の場合にはソフトバンク光以外の光回線のほうがお得となりますが、すべての光回線と言う訳ではありません。
ワイモバイルユーザーでソフトバンク光よりもお得なのが上でもソフトバンク光と料金を比較したexcite MEC光も含め以下の光回線がソフトバンク光よりもお得になります。
回線名 | 料金(戸建て / マンション) |
---|---|
excite MEC光 | 4,500円 / 3,500円 |
enひかり | 4,300円 / 3,300円 |
おてがる光 | 4,280円 / 3,280円 |
特にexcite MEC光は安いだけではなくキャンペーンも月額料金が低価格な光回線の中では非常に充実しているので当サイトではexcite MEC光がおすすめの光回線です。
excite MEC光の詳細
回線速度 | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps |
---|---|
接続方式 | PPPoE+IPoE接続 |
契約期間 | 無 |
違約金 | 無 |
スマホとのセット割 | 無 |
月額料金を見るとexcite MEC光が少し高めに設定されているように見えますが上記の3社の中でIPv6接続に対応しているのはexcite MEC光だけです。
enひかりはオプションで月額180円、おてがる光もオプションで月額150円なので差額は3社でほぼ同額と言って差し支えないでしょう。
ワイモバイルが2台の場合、上記の3社であればソフトバンク光のおうち割を利用するよりも通信費の支払額は節約できます。
では、実際にワイモバイルと光回線の合計の通信費で比較してみます。
比較するのはワイモバイルのスマホベーシックプランM(月額料金3,680円)とし、おうち割光セット以外の割引は加味していません
1台 | 2台 | 3台 | |
---|---|---|---|
ソフトバンク光 | 8,880円 | 12,060円 | 15,240円 |
excite MEC光 | 8,180円 | 11,860円 | 15,540円 |
上記の金額は光回線+ワイモバイルの基本料金です。
おうち割が適用になるワイモバイルが1台の場合ソフトバンク光を利用すると、excite MEC光を利用したほうが毎月700円お得となり2台の場合でも月に200円excite MEC光のほうがお得になります。
おうち割の対象となるワイモバイルが3台以上になって、初めて300円ソフトバンク光のほうが安くなり、3台目以降に関しては【ソフトバンク光+ワイモバイル】のほうが節約になります。
自宅のネットが遅くても問題ないという方であれば、enひかりやおてがる光のIPv6オプションを利用しなけばもっと安くなりますが、場所や時間帯によってはかなり通信速度が遅くなり、ストレスになることが多いのでネットを快適に利用したいのであればIPv6オプションは加入していた方がいいです。
ワイモバイルの契約台数が2台以下でフレッツ光が利用できる地域なら格安な光コラボ、中でもexcite MEC光がお得!
ワイモバイルが2台以下ならexcite MEC光
それ以外にももっとお得になる光回線もあるんだよ。
ここからは料金の安い光コラボよりもさらにお得な光回線を紹介するね。
ワイモバイルを利用している数が2台まではソフトバンク光よりもexcite MEC光などの低価格な光コラボレーションのほうがお得という事になりますが、さらにお得になる光回線があります。
その光回線がFon光です。
Fon光の基本情報
とはいってもFon光は高速で安いと評判のNURO光のOEMサービスだから安心なんだよ。
回線速度 | 上り 2Gbps / 下り 2Gbps |
---|---|
接続方式 | IPv4/IPv6のデュアル方式 |
契約期間 | 2年間 |
違約金 | 19,800円 |
Fon光はNURO光のOEMサービスで通信速度等基本的な仕様はNURO光と同様です。
ただし注目すべき大きな違いが月額料金です。
Fon光 | NURO光 | |
---|---|---|
月額料金 | 3,980円 | 4,743円 |
合計 | 3,980円 | 4,743円 |
NURO光が戸建てプランで月額4,743円なのに対し、Fon光は3,980円と月額763円も安く上り下り2Gbpsという高速なインターネット回線を利用することが出来ます。
ソフトバンク光と比較すると月額1,720円の差額が発生します。
1台 | 2台 | 3台 | 4台 | |
---|---|---|---|---|
ソフトバンク光 | 8,880円 | 12,060円 | 15,240円 | 18,420円 |
Fon光 | 7,660円 | 11,340円 | 15,020円 | 18,700円 |
excite MEC光の場合おうち割の適用となる契約が3台以上の場合ソフトバンク光のほうが安かったのですが、Fon光の場合は3台までの契約であればFon光のほうがお得となります。
さらに通信速度においてもFon光のほうが通信速度が高速な点でも、ワイモバイルが3契約以内であればFon光のほうがおすすめの光回線ということになります。
Fon光はだれでも利用できる訳じゃない!
以上の説明をすると多くの方がそれならFonひかりに乗り換えてもいいなと思うと思います。
しかし残念なことにFon光はだれでも利用できるわけではありませんし、デメリットもあります。
ではFon光のデメリットとはどのような点でしょうか?
Fon光には次のようなデメリットがあります。
Fon光のデメリット1 利用可能なエリアが限られている
ソフトバンク光を含む光コラボレーションはNTTの光ファイバーを利用するため日本全国ほとんどのエリアで光回線を利用することが出来ます。
しかしFon光は次のエリアでしか利用することが出来ません。
Fon光が利用可能なエリア
- 北海道
- 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県
- 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- 大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県
- 福岡県、佐賀県
上記の県でも地域によっては利用できない場所があるので、その場合にはソフトバンク光もしくはexcite MEC光などの低価格な光コラボを利用するのがお得です。
Fon光のデメリット2 キャッシュバックが無い
光回線の乗換時にはキャッシュバックなどの特典がある事が多くFon光の元でもあるNURO光は新規契約の場合、最大45,000円のキャッシュバックがあります。
しかしFon光は工事費無料などのキャンペーンはありますがキャッシュバックなどのキャンペーンは用意されていません。
その分月額料金が安いので仕方が無いといってしまえばそれまでですが、NURO光のキャッシュバックが45,000円とFon光の0円を比較してしまうと残念なポイントと言えます。
ただし、月額料金が少し高くなってもキャッシュバックは欲しいということであれば、NURO光を選択したとしてもワイモバイルの台数が1台であればソフトバンク光よりも割安となります。
ワイモバイルの契約台数が3台以下でNURO光が利用できる地域ならFon光ががお得!
まとめ
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドということで、お得になるのはおうち割のあるソフトバンク光だけと思っている方は多いようです。
しかしすべての方がお得ということではなく、おうち割でお得なのはワイモバイルが3台以上契約がある場合のみです。
おうち割が適用になるワイモバイルが2台以下の場合、ソフトバンク光よりも光コラボの中でも低価格なexite MEC光やenひかり、NURO光のOEMでもあるFon光のほうがお得です。
「スマホと光回線はセットがお得というのはすべてではない」ということを覚えておくくのが、後に後悔しない光回線の選び方になります。