テレビCMで話題の「THE WiFi」を筆頭に、「Mugen WiFi」「どこよりもWiFi」「限界突破WiFi」「ZEUS WiFi」等、クラウドSIMを利用したポケット型WiFiのサービスが今人気です。
人気の理由として、
- 大容量通信が可能
- 3キャリアの電波が使える
となっており、便利なWiFiサービスが次々と出てきています。
このページでは「クラウドSIM」の比較から、気になる仕組みや速度についても解説していきます。
このページでは、消費税の総額表示の義務付けにより、価格は全て税込での表記になっております。
クラウドSIMについて
クラウドSIMは、クラウドサーバー上でSIMが管理されています。
そのためクラウドSIMに対応したルーターやスマホをもって入ればSIMカードを挿さずにネットを使う事ができます。
クラウドサーバー上で、自動でSIMの切り替えも可能となっておりますので、今いる場所の最適な回線を掴むことができます。
クラウドSIMの仕組みについて
簡単に言ってしまえば、
- SoftBank
- docomo
- au
- 海外用SIM
上記の情報が全てクラウドサーバー上に保管されています。
端末側(モバイルルーター or スマホ)では、その場所にあった最適なSIMをクラウドサーバーにアクセスして取得します。
そのため、端末側でSIMの切り替え等を行わずに、その場所にあった最適な回線を使う事ができます。
クラウドSIMのルーターについて
2020年頃からクラウドSIMルーターは増えてきています。
今販売されているクラウドSIM対応のルーターは、
- Glocal Me G4
- U2s
- U3
- jetfon P6(スマホタイプ)
- Macaroon
- HWR0001A(ゼウスWiFiオリジナル)
となっております。
ルーターの紹介をする前に、U2sとU3の違いについて解説していきます。
U2sとU3の違いについて
U2sとU3の大きな違いは、
- U3の端末の軽量化(U2s「151g」⇒U3「125g」)
- 同時接続台数増加(U2s「5台」⇒U3「10台」)
となっております。
モバイルルーターは持ち運びますので、端末が軽いに越したことはないですね。
U3の方が見た目のデザインもシャープになっており、U2sよりもU3の方が良いという口コミも多いです。
G4の端末のスペックについて
G4の主なスペックは下記の通りです。
下り速度 | 最大150Mbps |
---|---|
上り速度 | 最大50Mbps |
連続通信時間 | 12時間 |
重さ | 約188g |
翻訳機能 | 有 |
充電機能 | 有 |
同時接続台数 | 5台 |
G4には液晶画面もついておりますので、直感的に使いやすいのが特徴です。
G4のデメリットとしては、最大速度が少し遅いのと同時接続台数が5台と少ないです。
G4の端末を提供しているポケット型WiFiのサービスについて
ポケット型WiFiサービスで「G4」の端末を取り扱っているのは、「Mugen WiFi」だけです。
Mugen WiFiのG4は、
- 月額4,268円
- 無制限
- ソフトバンク・ドコモ・auの3キャリア対応
となっており、私も契約していますが、料金も安く、使いやすいです。
また、Mugen WiFiには30日間全額返金保証がありますので、速度が心配という人でも気軽に申し込みができます。
※2020年11月時点でのMugen WiFiの提供端末はU3です。
U2sの端末のについて
U2sのスペックを見ていきます。
下り速度 | 最大150Mbps |
---|---|
上り速度 | 最大50Mbps |
連続通信時間 | 12時間 |
重さ | 約151g |
同時接続台数 | 5台 |
G4よりも軽いのがU2sです。
U2sは液晶画面がついていませんので、基本的にサイドにあるボタンひとつで操作します。
操作すると言っても、電源を入れればWi-Fiが使えるようになりますので、特に難しい操作は必要ありません。
U2sの端末を提供しているポケット型WiFiのサービスについて
U2sの端末を提供しているポケット型WiFiのサービスで有名どころは「THE WiFi」です。
THE WiFiは月額3,828円で月100GBのポケット型WiFiが利用できます。
U3の端末について
U3のスペックを見ていきます。
下り速度 | 最大150Mbps |
---|---|
上り速度 | 最大50Mbps |
連続通信時間 | 12時間 |
重さ | 約125g |
同時接続台数 | 10台 |
U2sから大きく変わった点として、
- 重さ
- 同時接続台数
の2点です。
端末の写真をみてわかる通りスマートで持ち運びやすくなりました。
厚みもU2sよりも薄くなり、ポケットにも入るサイズです。
U3の端末を提供しているポケット型WiFiのサービスについて
U3の端末を提供しているポケット型WiFiのサービスはたくさんあります。
その中でも、Mugen WiFi(100GB最安値級)がおすすめです。
安くクラウドSIMに対応したポケット型WiFiを持つならMugenWiFiはベストな選択です。
クラウドSIMのメリットについて
1.大容量に使える
クラウドSIMを利用したサービスでは、国内通信であれば、大容量で利用できるサービスが多いです。。
クラウドSIMを利用したサービスでは月100GBのポケット型WiFiが多いのですが、
- 月20GB(ZEUS WiFi等)
- 月50GB(EX WiFi CLOUD等)
- 月100GB(Mugen WiFi、それがだいじWiFi等)
- 月200GB(どこよりもWiFi)
- 1日3GB(Monster Mobile等)
- 1日5GB(限界突破WiFi等)
- 1日7GB(hi-ho Let’s WiFi)
といったサービスもあります。
スマホの料金と比較しても、安くて大容量に使えるサービスが多いです。
2.ソフトバンク・au・ドコモの回線が利用可能
クラウドSIMでは、今までのスマホのように、1端末1回線ではなく、最適な電波に自動でSIMを切り替えることができます。
そのため、クラウドSIMを利用したサービス「どんなときもWiFi」や「Mugen WiFi」等では、3キャリア対応のポケット型WiFiとなっております。
ドコモやauの電波を期待して契約すると拍子抜けになる可能性はあるから注意してね。
検証してみればわかりますが、「docomo」「au」の回線もエリアによっては掴みます。ただし、ソフトバンク回線が選ばれる場合が多いという事です。
なお、回線は端末側で自動で最適化されているため、手動で選ぶことはできません。
3.料金が安く利用できる
クラウドSIMを利用したポケット型WiFiのサービスは、全体的に料金が安いです。
有名どころを記載しますが、
- Mugen WiFi(月100GB) 月額3,718円
- ZEUS WiFi(月20GB) 月額2,178円
- 限界突破WiFi(1日5GB月最大150GB) 月額3,850円
となっており、大容量に使えるWiFiがこれだけ安い料金で利用できます。
WiMAXの場合、3日で10GBの制限があって、しかも3年契約で「月額3,828円~4,818円」としますが、クラウドSIMのポケット型WiFiなら2年契約で2,178円~利用ができます。
料金と通信量で考えると、クラウドSIMを利用したWiFiの方がお得ですね。
4.海外でもそのまま利用可能
クラウドSIMが凄いのは、海外でもその国に適したSIMに自動で切り替えが行われます。
ルーターの電源をONにするだけで、利用可能です。
海外行くのにわざわざイモトのWiFiやGLOBAL WiFiといったレンタルWiFi借りずに、いつものルーターを持っていけるのは便利ですね。
クラウドSIMのデメリットについて
1.速度が遅い
ポケット型WiFiの速度について言及しているホームページは少ないのですが、クラウドSIMの最大速度は、
- 下り150Mbps
- 上り50Mbps
となっております。
しかし、実際に使ってみると、
- 下り5Mbps~30Mbps
- 上り1Mbps~20Mbps
程度の速度しかでません。
動画視聴程度であれば十分な速度ですが、高速通信を求めてる人にはおすすめできません。
ドコモのポケット型WiFiはキャリアアグリゲーション技術により、4Gでもプレミアム4Gとなっており、電波がシッカリと入るエリアでは100Mbps~200Mbps程度の速度も可能です。
さらに、5G対応のポケット型WiFiも出ておりますので、速度を重視したいという人にはドコモのポケット型WiFiはおすすめです。
但し、料金は高いため、お財布と相談して決める方が良いです。
2.Wi-Fiが利用できるようになるまで時間がかかる
実際に使ってみるとわかるのですが、端末の電源ONからWiFiが利用できるようになるまで1分~3分程度時間がかかります。
そのため、電源ONから直ぐにネットが使いたいという人には向いていません。
3.同時接続台数が少ない
クラウドSIM対応ルーターの同時接続台数は以下の通りです。
U2s | 5台 |
---|---|
G4 | 5台 |
U3 | 10台 |
jetfon P6 | 8台 |
U2sとG4は5台、jetfon P6は8台、U3は10台までです。
jetfonは8台まで、U3は10台まで同時接続できますので、特に問題なさそうですが、「U2s」と「G4」に関しては5台となっており、家族みんなでWi-Fiを共有すると接続数が足りないという事があります。
家族以外にも、
- ノートパソコン
- AMAZON echo
- タブレット
- ゲーム機
等に、接続すると直ぐに5台になってしまいます。
クラウドSIMに対応したポケット型WiFiサービスを契約するときは、必ず事前に接続する機器の台数を数えておいた方が良いです。
契約してから、「同時接続台数は5台迄と知らなかった」となっても遅いです。
「U2s」と「G4」のWiFiルーターの場合は、同時接続は5台。
「jetfon P6」の場合は、同時接続8台と覚えておきましょう!
2021年版おすすめクラウドSIMのWiFiサービス
1.月100GB最安値「Mugen WiFi」
Mugen WiFiはクラウドSIMを利用したポケット型WiFiの中で、
- 料金が安く(月額3,718円)
- 大容量使える(月100GB)
となっており人気です。
さらに、契約解除料も他よりも安かったり、契約期間の縛りが無理という人は「縛りなしオプション」を用意していたり、30日以内であれば全額返金できる「全額返金補償」等もあります。
他のポケット型WiFiサービスよりも、サービス内容がブラッシュアップされており、良いサービスを選びたいという人に「Mugen WiFi」はおすすめです。
月額料金 | 3,718円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
通信量 | 月100GB |
端末 | U3 |
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2.月200GB「どこよりもWiFi」
どこよりもWiFiでは月200GB迄使い放題のポケット型WiFiを取り扱っています。
しかも、段階定額制プランのため、使った通信量に対して料金が決まります。
- 0~5GB/月:900円
- 5~20GB/月:1,900円
- 20~50GB/月:2,900円
- 50~100GB/月:3,400円
- 100~150GB/月:3,900円
- 150~200GB/月:4,400円
そのため、あまり使わなかった月は料金が安く、仮に200GB使った月でも4,400円がMAXとなります。
ポケット型WiFi利用者で多いのが、100GBプランを契約しているのに、毎月10GB位しか使わなかったという人です。
そう考えると、どこよりもWiFiの使った通信量で料金が決まるシステムは素晴らしいですね。
\段階定額制プランのため、使った分だけしか請求されません!/
3.2段階制の制限有「限界突破WiFi」
氷川きよしさんがイメージモデルの「限界突破WiFi」です。
クラウドSIM対応のスマホ型ポケット型WiFi(jetfon P6)を提供しています。
初期費用0円という破格の料金設定により、人気を集めています。
月額料金 | 3,850円 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
通信量 | 1日5GBで5Mbpsの速度制限 1日10GBで128Kbpsの速度制限 |
端末 | jetfon P6 |
月額料金は「Mugen WiFi」よりも高くなってしまいますが、初期費用0円というのは大きいメリットです。
なお、「限界突破WiFi」は端末のファームウェアアップデートを何回も行っており、アップデート毎に機能が改善されています。
以前のアップデートでは、「限界突破WiFi」も同時接続台数5台でしたが、アップデートにより8台まで可能になりました。
また、他のクラウドSIMでは繋がりづらい「au回線」も繋がりやすくなっており、ソフトバンク回線が嫌という人にも好評です。
※au回線が繋がりやすくなっただけで、ソフトバンク回線も繋がります。
限界突破WiFiの運営元は「エックスモバイル株式会社」のため、実店舗での販売も行っております。
ネットからの申込の方が楽ですので、ネットをおすすめしますが、実際に店員さんに話を聞きたいという人は、実店舗での購入も有りです。
1日5GBを利用しても5Mbps程度の速度制限のため、YOUTUBEの動画視聴程度であれば可能です。
\月額3,850円で1日10GB迄利用可能!/
4.料金が安い「モンスターモバイル」
モンスターモバイルは、
- 1日2GB(月最大約60GB)
- 1日3GB(月最大約90GB)
- 1日5GB(月最大約150GB)
の3つのプランが用意されています。
注目すべき点は料金です。
月額料金 | 通信量 | |
---|---|---|
1日2GBプラン | 2,728円 | 1日2GB迄 |
1日3GBプラン 3GB |
3,278円 | 1日3GB迄 |
1日5GBプラン 5GB |
3,828円 | 1日5GB迄 |
上記の通り格安にてクラウドSIMのポケット型WiFiが利用できます。
契約期間も1年間と、他のWiFiの2年・3年と違い短いです。
Monster Mobileでは、1年契約の月額料金に500円追加することで、契約期間の縛りなしにて利用できます。
5.月20GB最安値「ZEUS WiFi」
ZEUS WiFi(ゼウスWiFi)は、
- 月20GB
- 月50GB
- 月100GB
の3つのプランが用意されています。
その中でも、月20GBプランが安いです。
月20GBプランは月額2,178円(税込)という税抜き2,000円以下の料金設定です。
今までのポケット型WiFiの歴史の中でも月20GBプランが月額2,178円で利用できるのはゼウスWiFiが初めてです。
大容量は必要ないけど、ポケット型WiFiを持ってみたいという人におすすめです。
月額料金 | 2,178円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
通信量 | 月20GB |
月20GBプラン以外も全体的に安めの料金設定となっております。
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その他のクラウドSIMを利用したサービスについて
回線Boyとしておすすめできるのは、上記で紹介した、
- Mugen WiFi
- 限界突破WiFi
- どこよりもWiFi
- ZEUS WiFi
- モンスターモバイル
の5つとなっております。
THE WiFiは月100GBが月額3,828円となっているため、料金面でもこのページで紹介したMugen WiFi(月額3,718円)の方が安く利用できますし、速度も手元のテスト端末の結果では、Mugen WiFiの方が早い速度を計測しています。
まとめ
クラウドSIMのポケット型WiFiは、SIMを挿入しないで良いというメリットはありますが、
- 速度は5Mbps~30Mbps程度
- 使用する回線は選べない
というのが大きなデメリットです。
速度に関してはドコモのポケット型WiFiが飛びぬけて速いだけなので、そこまで気にする必要はありませんが、使用する回線が選べないというのはちょっと残念です。
THE WiFiの場合はau回線が多いです。
また、ドコモの回線に繋がるとありますが、クラウドSIMで接続されるドコモの回線は、ドコモの格安SIMの回線に繋がっていますので、速度はそこまで出ません。
当然、メリット・デメリットありますが、クラウドSIMを利用したポケット型WiFiは料金が安く大容量使えるという特徴があります。
そのため、通信費を安く抑えたいという人にクラウドSIMのポケット型WiFiはおすすめできます。