WiMAXの新端末「WX06」が2020年1月30日に発売されました。
5G(第5世代移動通信システム)対応が期待されていますが、残念ながら「WX06」は5Gには対応しておりません。
それでも前端末「WX05」よりも性能がアップしていますので注目の端末となっております。
このページでは「WX06」のメリット・デメリットからおすすめか、おすすめしないかについて徹底的に解説していきます。
このページでは、消費税の総額表示の義務付けにより、価格は全て税込での表記になっております。
WX06について
WX06はNECプラットフォームズ製のWiFi端末となります。
最大速度は下り440Mbps、上り75Mbpsとなっており、旧端末の「WX05」と速度は変わりません。
WiMAXの場合、電波が良いエリアで使用しても速度は100Mbps前後となっており、そこまで最大速度を気にする必要はありません。
注目すべき点は、バッテリーの持ちと「2.4GHZ」「5GHz」を同時に使用できることです。
久しぶりに「WXシリーズ」でもおすすめできる端末の登場です。
本体価格について
WX06の本体価格はオープン価格となっており、定価は決められておりません。
但し、
- UQ WiMAXにて契約した場合:16,500円
- BIGLOBE WiMAXにて契約した場合:21,120円
となっております。
他のWiMAX「GMOとくとくBB」「Broad WiMAX」「So-net WiMAX」「カシモWiMAX」等は、本体代無料となっております。
UQ WiMAXの途中解約の違約金は1,100円と安いですが、他のGMOやBroad WiMAX等は、20,000円前後の違約金を取られる場合があるので注意してください。
WX06のメリット及び特徴について
1.「2.4GHz」「5GHz」が同時に利用できる!
今までのWiMAXのルーターだと、
- 2.4GHz
- 5GHz
を手動で切り替える必要がありました。
それが「WX06」では同時に利用できるようになります。
これにより、今までは5GHz使いたくても遠くで他の端末を繋いでるから2.4GHzを渋々使い続けてた人が、端末の近くで5GHzの高速通信の恩恵を受けることができます。
ここで「2.4GHz」と「5GHz」の違いについて簡単に説明していきます。
2.4GHzの特徴について
2.4GHzは、
- 電波が遠くまで届きやすい
- 壁や天井といった遮蔽物にも強い
というメリットがありますが、残念ながら5Ghzよりも速度は遅いです。
端末から離れて使うという場合には2.4GHzは重宝しましが、持ち運び可能の端末ですのでそこまで2.4GHzは必要ありませんね。
5GHzの特徴について
5G(第5世代移動通信システム)と勘違いされがちの5GHzですが、
- 速度が速い
- 電波干渉に強い
というメリットがあります。
電波干渉とは、電子レンジを使った時にWiFiの調子が悪くなる事がありますが5Ghzなら電波が途切れづらくなっています。
今までのWiMAXの端末は2.4GHz、5GHz同時に利用できなかった
今までのWiMAXの端末は同時に利用できなかったため、5GHzに切り替えたいと言う時でも端末を操作する必要がありました。
しかし、「WX06」は同時に利用できるので、切り替える手間がなくなります。
これにより、端末の近くで使うスマホやiPhone、ノートパソコンは5GHzで接続して、速度を重視しない「AMAZON Echo」やその他の機器は2.4GHzで接続することが可能になりました。
この使い分けが出来る事で、使用する機器の幅が大きく広がりました。
2.大容量バッテリーで長時間の利用が可能
WiMAXやポケット型WiFiで困るのがバッテリー切れですよね。
あれ?電波が入らないと思ったらバッテリーが切れてたという事があると思います。
「WX06」は500分~最大840分の連続通信が可能です。
詳しい連続通信時間については以下の通りです。
- Nomal(ノーマル)モード:690分
- HI-P(ハイパフォーマンス)モード:500分
- ECOモード:840分
おすすめの使用方法としては、普通に使うのであればNORMALモードで大丈夫です。
NORMALモードは690分(11時間30分)の連続通信が可能です。
2019年大人気の「W06」と連続通信時間を比較
連続通信時間 | |
---|---|
WX06 | 690分 |
W06 | 540分 |
上記の通り150分も長く使えることがわかります。
3.データ通信量が瞬時にわかる!
WiMAXと言えば3日で10GBの速度制限です。
気づいたら3日で10GBを超えていて速度制限になってしまったという人も少なくないのではないでしょうか。
最新端末のWX06ならホーム画面で瞬時に、
- 直近の3日間で何GB使ったか
- au 4G LTEを何GB使ったか
わかるようになっています。
これにより、3日で10GBの制限は超えずに済む人が多くなりそうです。
同じように、ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)も7GB迄表記されていますので、こちらの速度制限もホーム画面で確認しながら使う事ができます。
4.クレードルの利用で室内でも快適に通信が可能!
クレードルは別売りのオプション品となっていますが、クレードルを使う事で電波が飛躍的に向上する場合があります。
UQ WiMAXが発表した資料には、
電波の弱い場所でWX06のクレードルを利用した場合、クレードル非利用時と比較して約60%速度が向上したとあります。
製造元のテスト環境での結果ですので、実際には60%も変わらないかもしれませんし、60%以上良くなる場合もあります。
一つ言えるのは、家の中でWiMAXの端末を置いて使うという人にはクレードルがあった方が速度がでやすいです。
なお、クレードルにはアンテナが4本搭載されております。
- WiMAX2+アンテナ1
- WiMAX2+アンテナ2
- Wi-Fi 5GHzアンテナ
- Wi-Fi 2.4GHzアンテナ
5.QRコードを読み込むだけでWi-Fi接続が可能
iPhone及びAndroid端末であれば、WX06に表示されたQRコードをカメラで読み込むだけでWi-Fi接続が可能となります。
今までWi-Fiの暗号化キーの入力など面倒な作業があったと思いますが、QRコードを読み取るだけでWi-Fiに簡単に接続できます。
WX06のデメリットについて
「WX06」の最大速度は「W06」に負ける
2020年の1月30日に発売されるWX06は2019年1月に発売されたW06よりも最大速度が遅いです。
最大下り速度 | 最大上り速度 | |
---|---|---|
W06 | 558Mbps(1.2Gbps) | 75Mbps |
WX05 | 440Mbps | 75Mbps |
※カッコ内の1.2GbpsはハイスピードプラスエリアモードON時及びハイパフォーマンスモード、4×4MIMO設定オン時の最大速度となります。W06のWiMAX2+のみの電波での最大速度は558Mbpsです。
上記の通り最大速度は2019年1月に発売された「W06」の方が118Mbps速いです。
最新端末(WX06)が旧端末(W06)に最大速度が負けるというのはデメリットですね。
但し、この点はそこまで気にする必要はありません。
何故なら私の環境下では、WiMAXで150Mbps以上の速度を見たことがありません。
余程環境が良ければ200Mbps以上出るのかもしれませんが、ベストエフォートである最大速度440Mbpsや558Mbpsが出ることはほぼ無いと考えて大丈夫です。
そのためデメリットで取り上げてしまいましたが、最大速度が旧型「W06」よりも遅いという点に関しては気にしないで大丈夫です。
発売開始してスグは不具合がある可能性も?
新端末だからと言って飛びつくと痛い目にあう可能性も十分あります。
今大人気の「W06」ですが、発売当初はiPhoneのスリープ時に電波が切れるという不具合がありました。
発売してから1ヶ月と少し経つと、ファームウェアーアップデートでこの不具合は解消されましたが、解消されるまでの間、W06の使い勝手が物凄い悪かったです。
W06(Huawei)とWX06(NECプラットフォームズ)は製造メーカーも違いますので不具合が起きる可能性は低いと思いますが、発売してスグという端末は注意してください。
発売してスグの端末の場合、不具合の解消方法等、ネットにも情報が出回ってなく何かあるたびにサポートに連絡しないといけません。
この点に関して不安と思う人は現行人気機種の「W06」がおすすめです。
5Gに対応していない
冒頭でも記載しましたが「WX06」は5Gに対応しておりません。
今後5Gが開始されて、5Gを使いたい!という事になっても、WX06は対応していないので使う事ができません。
WX06のスペックについて
WX06のスペックについて解説していきます。
なお、詳しいスペックにつきましてはUQ WiMAXの「Speed Wi-Fi NEXT WX06」をご覧ください。
製品名 | Speed Wi-Fi NEXT WX06 |
---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
対応ネットワーク | WiMAX 2+ au 4G LTE |
重さ | 約127g |
サイズ | 約111×62×13.3mm |
端末代 | 16,500円 ※UQオンラインストアで購入時の料金です。GMOとくとくBB等のMVNOからの購入の場合、本体代無料の所もあります。 |
同梱物 | USB 2.0 TypeC-A変換ケーブル(試供品) ご利用にあたっての注意事項(保証書) つなぎかたガイド |
UIMカードバージョン | Nano IC |
連続動作時間 | NORMAL(バランス):約690分 HI-P(速度優先):約500分 ECO(電池優先):約840分 |
連続待受時間 | 休止状態:約700時間 ウェイティング状態:約45時間 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯)、IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
本体の色は「ライムグリーン(緑)」と「クラウドホワイト(白)」の2色から選ぶことができます。
WX06の端末の重さも127gとかなり軽いです。
※無制限WiFiで人気のU2sは重さ151gです。
メリットでも取り上げましたが、バッテリー容量も大きく連続通信時間も「W06」よりも長く使う事ができます。
WX06の最速レビュー
2020年2月2日に「WX06」が来ました!
今回は「UQ WiMAX」から契約しました。
安さ、キャッシュバック額を考えると「GMOとくとくBB」が一番おすすめですが、契約解除料1,000円という事で、気軽に解約できる点を考えてUQ WiMAXを選びました。
※UQ WiMAXは端末代15,000円かかりますので注意してください。
WX06についてきた物、付属品としては、
- WX06本体
- WX06裏蓋
- USB type-Cケーブル
- バッテリー
- 説明書
となっております。
USBケーブルとは別に、ACアダプタもついておりました。
充電するときは、ACアダプタ使っても良いですし、USBで充電でもOKです。
Nano ICカードは、本体の裏蓋を取って挿入します。
これを入れないと、WiMAXの電波を掴みませんので、電源ONの前に必ず挿入してください。
上記のように、ICカードを挿入したら完了です。
バッテリーを入れて、裏蓋をしめてください。
最初は充電されていないので、電源ONする前に必ず充電してからお使いください。
W06とWX06の速度を比較
多くの人が、W06とWX06の速度を気にしてると思います。
最大速度でいうと、
- W06 下り1.2Gbps、上り75Mbps
- WX06 下り440Mbps、上り75Mbps
となっており、去年発売されたW06の方が速度が速いです。
そこで、W06の方が良いのでは?という声もありますので、両方同じ環境で計測してみました。
W06とWX06の速度の計測結果としては、どちらも同じくらいの速度でした。
- W06 下り27Mbps/上り1.1Mbps
- WX06 下り26Mbps/上り2.0Mbps
そのため、比較の結論としては、速度に大きく変わりはないため、「2.4GHz」と「5GHz」のWiFiを同時に使えるWX06の方が、便利に使う事ができます。
わざわざ旧端末のW06を購入するよりも、最新端末のWX06の方がおすすめです。
WX06はおすすめできる?おすすめできない?
WX06のメリットでも取り上げましたが、
- 2.4GHz・5GHzが同時に利用可能
- バッテリーの持ちが良い
- 通信量がホーム画面でわかる
- QRコードで簡単接続
といった特徴があります。
現行で人気端末のW06と比較しても最大速度は劣りますが、それ以外の機能では勝っています。
当サイトの結論としては「W06」よりも「WX06」の方がおすすめです。
そのためWiMAXを契約するなら2020年1月30日発売の「WX06」がベストな選択です。
WX06を申し込むのにおすすめのプロバイダはどこ?
WiMAXのおすすめプロバイダは「GMOとくとくBB」です。
何故なら、2つのプランを用意しており、
- 高額キャッシュバックプラン⇒業界最高額のキャッシュバック
- 月額割引プラン⇒業界最安値
となっており、WiMAXの契約なら「GMOとくとくBB WiMAX」がおすすめです。
※カシモWiMAXやBroad WiMAXが安いという人もいますが、一番安いのはGMOとくとくBBです。
さらに「GMOとくとくBB WiMAX」なら「端末代0円」で契約することができますので、WX06がタダでもらえます。
※WiMAXの本家「UQ WiMAX」の場合、端末代16,500円かかりますのでGMOとくとくBBの方がお得です。
GMOとくとくBBにつきまして詳しくは「【評判悪い?】GMOのWiMAXはキャッシュバックよりも月額割引がおすすめ!」をご覧ください。
ここからは、GMOとくとくBBの「キャッシュバックプラン」「月額割引プラン」一つずつ見ていきます。
GMOとくとくBB WiMAX「高額キャッシュバックプラン」について
高額キャッシュバックプランは2021年8月は最大29,500円のキャッシュバックが貰えます。
高額キャッシュバックプランの月額料金について
初月 | 3,969円の日割り |
---|---|
1~2ヶ月目 | 3,969円 |
3ヶ月目以降 | 4,688円 |
実はGMOとくとくBBの高額キャッシュバックプランは、「3年間利用した場合の費用」から「キャッシュバック額」を引いた総額がWiMAX業界の中で最安値です。
少しでもお得にWiMAXを使いたいという人に「GMOとくとくBB WiMAX(高額キャッシュバックプラン)」がおすすめです。
今から申し込むなら最新端末のWX06がおすすめだよ!
GMOとくとくBB WiMAX(月額割引プラン)について
キャッシュバックが貰えないけど、その分月額料金が安い「月額割引プラン」です。
3年間の総額を考えると若干ですが高額キャッシュバックプランの方がお得ですが、キャッシュバックの受け取り忘れがあるかもという人に「月額割引プラン」はおすすめです。
月額割引プランの料金について
初月 | 2,849円の日割り |
---|---|
1~2ヶ月目 | 2,849円 |
3~24ヶ月目 | 3,678円 |
25ヶ月目以降 | 4,688円 |
注意点としては、先ほどあげましたが、クレードル代金がかかることと、37ヶ月目以降は4,688円と高くなるため、37ヶ月目の更新月で解約するのをおすすめしています。
キャッシュバック込みで考えると先に紹介した「高額キャッシュバックプラン」の方がお得ですが、キャッシュバックの受け取り手続きなど面倒という人にはこちらの「月額割引プラン」がおすすめです。
WiMAXを最安値で使うならGMO WiMAXの月額割引プランです!
WX06のまとめ
WX06は5Gに対応していませんが期待のできる新端末です。
WiMAXの新規申し込み及び機種変更を考えている人にはおすすめの端末です。
ただし、今後新たに「W07」が発売したら、どちらがおすすめなのかは変わってきます。
W07の発売日等の詳細情報は一切入ってきておりませんので、現時点(2021年8月1日)で一番おすすめは「WX06」です。
当サイトの情報に誤りなど御座いましたら、「お問合わせ」よりご一報いただけると幸いです。
情報には細心の注意をはらっていますが、少しでも正しい情報の提供をするためご協力のほどよろしくお願い致します。