最近何かと話題のサブブランドですが、その中でも注目はauのサブブランドとして展開するUQモバイルです。
料金も安く通信速度も高速とネット上の評判も評価は高いです。
しかしメインブランドのauの割引サービス【スマートバリュー】について誤解されている方も多いようです。
ここではauのサブブランドUQモバイルとスマートバリューについて、またUQモバイルユーザーはどの光回線がおすすめなのか解説していきます。
このページでは、消費税の総額表示の義務付けにより、価格は全て税込での表記になっております。
UQモバイルって何?
UQモバイルはご存じでしょうか?
テレビのコマーシャルで見たことがあるので覚えているという方は多いと思いますが、実際ドコモやauなどのスマホと何が違うのでしょうか?
UQモバイルはauのサブブランドでKDDIの子会社UQコミュニケーションズが運営する通信事業者です。
ドコモやau、ソフトバンクのような自社の設備を使って通信事業を展開するのではなくauの通信設備を利用して運営するMVNO事業者となります。
MVNOは自社で通信設備を持たないためドコモやau、ソフトバンクのよりも低価格でサービスを提供できることから【格安スマホ】とも言われています。
料金プランもわかりやすく低価格で利用者も増えていますが、サブブランドという理由もあってメインブランのようなユーザー数にはなっていません。
でもそんな中UQモバイルとワイモバイルに関しては他の格安スマホとは評判が違うんだよ。
UQモバイル
今朝のスピードテスト
BAND41 2CAで なかなか速いです。 pic.twitter.com/Ixpmb2z2xx— Nobさん8884 (@NobuoTakahashi5) December 3, 2020
ワイモバイルからUQモバイルにしたけどスピードテストなかなか速いですね。地下鉄 BAND1 pic.twitter.com/iMjb2MUNgB
— Nobさん8884 (@NobuoTakahashi5) December 2, 2020
SNSではUQモバイルの通信速度に満足しているという報告が多くみられます。
MVNOとは言ってもサブブランドということで、通信速度に関しては満足できる品質といえます。
また、気になる料金ですが非常に分かり易いのが特徴で、現在新規で加入できるプランは以下の通りとなっています。
くりこしプランS(3GB) | くりこしプランM(15GB) | くりこしプランL(25GB) | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
家族割 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
通信速度 | 225Mbps | 225Mbps | 225Mbps |
速度制限時の速度 | 300kbps | 1Mbps | 1Mbps |
通話オプション
かけ放題(24時間) | 国内通話し放題 オプション料金 1,870円/月 |
---|---|
かけ放題(10分/回) | 10分以内国内通話し放題 オプション料金 770円/月 |
通話パック(60/月) | 最大60分/月の通話がパック オプション料金 550円/月 |
UQモバイルの特徴は料金が非常に分かり易い点です。
auの場合、現在新規加入可能なプランデータMAX 4GLTE プランの場合ですが、ホームページやカタログには月額3,806円~となっています。
この料金でauのスマホを利用するには一定の条件があり、家族4人がauのスマホを利用していて【家族割】【2年契約】【スマートバリューの適用】【スマホ応援割Ⅲ】この4つの割引が適用になった時の値段です。
特に注意しなければいけないのが【スマホ応援割Ⅲ】で割引期間は6カ月間なので7ヵ月目以降は1,100円~1,870円の割引額の無くなってしまいます。
その他にも家族割は対象となるスマホの契約数で割引額が変わります。
これらの割引はauに限ったことではなくドコモやソフトバンクも同様で料金がわかり辛くなっている一番の原因とも言えます。
その点UQモバイルは料金設定が分かり易く、auのように割引期間が定められているわけではないので月額料金が上がる心配をする必要もありません。
サブブランドという点を除けば不安なポイントはメインブランドよりも少ないスマホといえます。
UQモバイルとスマートバリュー
UQモバイルはauのサブブランドですが、気になるのは光回線とセットで加入することでスマホの料金が安くなるスマートバリューの適応可否です。
ここからはUQモバイルとスマートバリューについて解説していきます。
スマートバリューとは
スマートバリューという言葉は聞いたことがあると思いますが、スマートバリューがどんなものなのか簡単にですがおさらいをしていきます。
スマートバリューとはauスマホと指定された光回線をセットにすることで契約期間中ずっと指定の割引が受けられるサービスで割引額は以下のようになっています。
プラン名 | 割引額 |
---|---|
ピタットプラン 5G | 550円/月 (1GB超~7GBまで)※1 |
ピタットプラン 4GLTE | 550円/月 |
データMAX 5G | 1,100円/月 |
データMAX 4GLTE | 1,100円/月 |
※1 1GBまでの場合、スマートバリューの適用外となります。
現在新規加入できるプランでスマートバリューが適用になるのは上の表のプランとなります。
申込終了のプランでもスマートバリューは適用になり0円~最大1台につき1,100円の割引を毎月受けることが出来るのがスマートバリューです。
スマートバリューについては【スマートバリューの適応条件とセット割について~auひかり以外も対応?~】を参考にしてください。
残念!UQモバイルはスマートバリューの適用外
毎月スマホ1台につき最大で1,100円の割引になるので仮に家族4人ならば最大4,400円も通信費を節約できる非常に魅力的な割引のスマートバリューです。
サブブランドなんだから当然UQモバイルもスマートバリューが適用になると思われる方も多いでしょう。
しかし、結論から言ってしまうとUQモバイルとauひかり等のセット割引【スマートバリュー】は適用不可です。
UQモバイルは基本料金がauよりも安く設定してあるうえに、さらに割引という事になるとメインブランドのユーザーにも影響が出えてくるからでしょうか、UQモバイルはauのサブブランドでもスマートバリューは適用外となってしまいます。
UQモバイルとセットで安い光回線は?
UQモバイルはauのサブブランドとして展開していますが、同じようにソフトバンクのサブブランドとして展開しているワイモバイルはソフトバンク光とセット割引が利用できます。
しかしUQモバイルはauひかりとセットにできないのは非常に残念です。
ではUQひかりはau以外の光回線とセットにすることはできないのでしょうか?
ここからはUQモバイルをもっとお得に利用するための方法やセットにできる光回線を紹介していきます。
UQモバイルが安くなるenひかりって?
UQモバイルはセットにできる光回線が全くないわけではありません。
光コラボレーションの中のenひかりはUQモバイルと光回線をセットにすることが出来ます。
enひかりの基本情報
月額料金(戸建て) | 4,730円 |
---|---|
月額料金(マンション) | 3,630円 |
工事費 | 2,200円~16,500円 |
回線速度 | 上り1Gbps / 下り1Gbps |
接続方法 | PPPoE接続(オプションでIPv6やtransixに対応) |
最低利用期間 | 無 |
スマホセット割 | 勝手に割(UQモバイル) |
おすすめ申込窓口 | enひかり公式サイト |
キャッシュバック | 0円 |
enひかりはNTTの光ファイバーと設備を利用したサービスで最近増えている光コラボレーションサービスの中の1つです。
セット割引に関しては残念ながらauのスマートバリューのような割引額ではなく、UQモバイルのユーザーがenひかりを利用するとenひかりの月額料金が毎月110円割引になるのがenひかりとUQモバイルとのセット割になります。
enひかり【勝手に割】の適用条件
enひかりの【勝手に割り】は次の3つの条件を満たしたUQモバイルユーザーに適用になります。
- enひかりの契約者又は同居の家族の名義でUQモバイルの契約がありenひかりのカスタマーセンタに申請する
- enひかりのカスタマーセンターよりUQモバイルとの契約が確認できる資料の提示が出来る
- UQモバイルユーザーではなくなった場合1か月以内にenひかりのカスタマーセンターに連絡することを約束できる
それと、UQモバイルを解約したら1か月以内にenひかりにも水出なきゃダメってことだね。
なぜこんなに面倒なことをしなければいけないのかというと、割引の名前が【勝手に割り】となっている通り、enひかり独自の割引だからです。
enひかりはUQモバイルの代理店業務も行っていますので【勝手に割り】は販促の1つという考えなのでしょう。
UQモバイル+enひかりよりお得な光回線はある?
enひかりなら月額料金も安いうえに100円でも毎月安くることを考えるとenひかりとUQモバイルの組み合わせが一番お得です。
しかし地域によってはenひかり+UQモバイルよりも安い光回線があります。
NURO光かFon光ならさらにお得
enひかり+UQモバイルよりも通信費を節約するためには光回線がenひかりよりも月額料金が110円以上安くなれば節約できることになります。
ではenひかりよりも毎月110円以上安く、評判のいいインターネットとはどの光回線になるのでしょう?
回線BoyがおすすめするのがNURO光もしくはFon光です。
違うのは料金とFon光はマンションプランがない点ぐらいかな。
UQモバイルのスマホプランSと光回線の料金をセットにして3年間のコストで比較してみました。
enひかり | NURO光 | Fon光 | |
---|---|---|---|
光回線月額料金 | 4,818円(税込) | 5,200円(税込) | 4,378円(税込) |
UQモバイル月額 | 1,628円(税込) | 1,628円(税込) | 1,628円(税込) |
合計 | 6,446円(税込) | 6,828円(税込) | 6,006円(税込) |
キャッシュバック | 無 | 45,000円 | 無 |
3年間のコスト | 232,056円(税込) | 200,808円(税込) | 216,216円(税込) |
月額料金はFon光が一番低価格ですが、NURO光は新規加入時のキャッシュバックが45,000円と高額です。
その為3年間の総支払額で比較するとNURO光の201,420円(税込)、続いてキャッシュバックはありませんが月額料金が4,378円(税込)と断然安いFon光、一番高額なのがenひかりとなっています。
勝手に割りはUQモバイルの台数に関係なくenひかりの月額料金から110円割引なので台数が多くても節約できる金額は変わりありません。
ただ残念なことにNURO光とFon光はどの地域でも利用できるわけではなく次の地域のみで利用が可能です。
NURO光の提供地域
北海道エリア | 小樽市・札幌市・千歳市・江別市・石狩市・恵庭市 |
---|---|
関東エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 |
東海エリア | 愛知、静岡、岐阜、三重 |
関西エリア | 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 |
九州エリア | 福岡、佐賀 |
提供地域は順次増えてはいますが、NURO光やFon光が利用できるようになるまで待つのではもったいありません。
現在NURO光とFon光が利用できる地域にお住まいの方で毎月の料金を少しでも抑えたい方はFon光、月額料金が高くてもキャッシュバックがあって、利用期間のトータルコストで選ぶならNURO光、それ以外の方ならenひかりを利用するのがお得と言えます。
新規契約ならexcite MEC光もおすすめ
光回線を利用する場合の多くは光回線の工事が必要です。
上記のenひかりもNURO光も工事が必要です。
NURO光やFon光は工事費が無料のキャンペーンを通年行っていますが、enひかりは工事費がかかります。
そのためお住まいの場所がマンションなどで無派遣でenひかりを利用できる建物ならいいのですが戸建ての場合にはほとんどの場合工事が必要で工事費用の15,000円が別途必要となります。
そこで初期費用を抑えたいのであれば、excite MEC光もおすすめです。
excite MEC光とは?
excite MEC光はenひかりと同様NTTの光回線を使った光コラボレーションサービスで詳細は以下のようになっています。
excite MEC光の基本情報
月額料金(戸建て) | 4,950円 |
---|---|
月額料金(マンション) | 3,850円 |
工事費 | キャンペーン中につき0円 |
回線速度 | 上り下り1Gbps |
接続方式 | IPv6 IPoE |
おすすめ申込窓口 | exciteMEC光公式サイト |
キャッシュバック | 0円(月額最大517円×12か月間割) |
スマホセット割 | 無 |
最低利用期間 | 無 |
通年ではありませんがexcite MEC光は工事費無料のキャンペーンを行っていることが多く、キャンペーン期間中であれば初期費用を抑えることが可能です。
月額料金はenひかりと約220円の差額がありますが、enひかりは通信速度に影響するIPv6接続がオプション(月額180円)なのに対しexcite MEC光はIPv6接続が無料となっていますので差額はわずか約22円となります。
excite MEC光のキャンペーンは変わる場合がありますので、必ず下記ページより最新のキャンペーンをご確認ください。
まとめ
UQモバイルユーザーはauのサブブランドではありますが同社のスマートバリューを利用することが出来ません。
そのため月額料金は安くてお得なイメージがありますが場合によっては家庭内の通信費で見た時にあまり節約にならないことがあります。
UQモバイルはauのサブブランドだから安いと思わずに、auとは関係が無いと思った方が上手に家庭の通信費を節約することが出来ます。