「ahamo」「LINEMO (Softbank on LINE)」に次いでいよいよauからも低価格プランが発表になりました。
その名も「povo」です。
月額2,480円(税込2,728円)で月に20GBのデータ量は楽天も含めた4社のうち最安値となりました。
ドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMO (Softbank on LINE)、そしてauのpovo、気になるのは自宅の光回線が安くなるスマートバリューが適用になるかや家族割などの割引サービスです。
ここではpovoにプランを変更した時、自宅の光回線はどうするのが良いのか?乗り換えるならどの光回線がおすすめなのかを解説していきます。
このページでは、消費税の総額表示の義務付けにより、価格は全て税込での表記になっております。
auの格安プランpovoって?
それか、いろんな割引がついて2,728円になるとか・・・
しかし、今回のpovoはそういう事はありません。料金もすごくシンプルで分かり易くてずっと2,728円のままです。
povoはauの新しいプランでオンライン専用のプランとなります。
他社同様加入からサポートまですべてオンラインのみの扱いとなるので、分からないことや手続きはショップではできません。
不明な点は専用のチャットなどで行いますので、不安な方は今までのプランのままのほうが安心です。
povoの基本情報について
先ずはauの新プラン【povo】について解説していきます。
月額料金 | 2,480円(税込2,728円)(1プランのみ) |
---|---|
データ量 | 20GB/月 |
通話 | 無 |
回線 | 4G / 5G |
申し込み | オンラインでの申し込みのみ |
ahamoは2,970円、LINEMOが月額2,728円となっているため、povoの立ち位置としてはLINEMOと同じ料金です。
ただしahamoは通話が5分以内の通話が無料となっていますがpovoは通話が従量制で22秒/30円となっています。
通話もそれなりに利用したいという人にはトッピングとして月額550円で他社同様通話が5分以内無料となるサービスも用意されています。
基本料金が2,728円のpovoですが他社同様の通話サービスを付帯すると3,278円となります。
しかし最近では通話をするときはLINEなどの通話機能を利用する人が増えており、通常の通話をほとんどしないというユーザーには通話サービスがトッピング(オプション)なのはありがたいサービスです。
povoではスマホのアプリで簡単にオプションサービスの追加や削除が出来るようになることから、オプションとは呼ばずにトッピングとなっています。
多彩なトッピングを提供予定
povoのトッピングは今後増えていく予定ですが現時点で発表になっているのが以下の4つとなっています。
サービス | 料金 |
---|---|
5分以内通話かけ放題 | 月額550円 |
通話かけ放題 | 月額1,650円 |
データ24時間無制限 | 24時間当たり220円 |
データ追加 | 1GB当たり550円 |
便利なのがデータ24時間無制限のトッピングです。
このトッピングをONにすると、24時間通常の20GBとは別にデータを無制限で利用することが可能になります。
休日に動画配信サイトで一日中映画を見たり出張先でリモートで作業する等、多くのデータを消費する日だけトッピングを付けるといったことが可能となりますので、データー量に無駄がありません。
さらに今後はトッピングのラインアップも増えていく予定となっています。
povoに変えたらスマートバリューはどうなるの
気になるのはpovoにプラン変更した場合、スマートバリューや家族割が適用になるのかどうかです。
結論から言ってしまうと、自宅の光回線とセットで安くなるスマートバリューや家族みんなでauを使うと割引になる家族割などすべての割引は適用外となります。
ただし今回の新プランは様々な割引が無くても十分お得な価格設定になっていますので、特定のプラン以外の人は通常のプランよりもお得にスマホが利用できるようになります。
povoにプランを変更するとスマートバリューや家族割などの割引サービスは利用できなくなります。
povoがおすすめできなケース
非常に魅力的なpovoですが、通常のプランからpovoに変えることで損をしてしまうケースもあるので注意が必要です。
損をしてしまうケースとは、ほとんどデータ通信を行わないというユーザーの場合です。
■ スマホは持っているけれどほとんどインターネットは使わないという人
■ Wi-Fiに繋がっている時しかスマホを使わないという人
毎月利用するデータ量が1GB以下ならばpovoに変えてしまうと今よりも料金が上がり損をしてしまいます。
ただし、従来の新auピタットプランの2,178円は家族3人で利用したときの金額となるので、3人以下で利用した場合にはpovoに変えても損をすることはありません。
また、毎日大量のデータ通信を行う人もpovoはおすすめできません。
auはpovoのリリースと同時に通常のプランも料金を見直しをしますのでより無制限のプランが使いやすくなります。
4G | 5G | |
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旧料金 | 8,415円 | 9,515円 |
新料金 | 7,238円 | 7,238円 |
当然ですが、大量のデータを利用するユーザーはpovoよりも通常の無制限プラン(使い放題MAX)のほうがおすすめです。
仮に24時間無制限のトッピングを毎日つけた場合、30日ならトッピングだけで6,600円となってしまうので使い放題MAXのほうがお得ですが、データを大量に使うのが1か月のうち20日以内の場合は基本料金とトッピングの料金を合わせても7,238円と使い放題MAXよりも安くなります。
契約やサポート等すべてオンラインでしかできないというデメリットはありますが、それさえクリアしてしまえばpovoは非常にメリットの多いプランと言えます。
povoに変えたら光回線はどうする?
スマホとのセット割を気にせず自分の好きな光回線を選ぶことができます。
今まではauのスマホをお使いの人なら光回線とセットで月額料金が割引になるスマートバリューが適用になる光回線を選ぶべきでした。
しかしpovoは光回線とセットで割引になるサービスはありませんので、スマートバリューに縛られる必要がありません。
そのためauひかりやJCOMなどスマートバリューが適用になる光回線以外も選択できるようになりました。
ただし、現在利用している光回線を解約しなければいけません。
そのため先ずは今使っている光回線の解約について再度確認しておくと後のトラブルを避ける事ができます。
乗り換えを検討する前に解約にかかる費用を考える
月額料金が安い光回線や超高速のインターネットに乗り換えるには、まずは今使っている光回線を解約する必要があります。
ただし、光回線の解約には違約金がかかる場合があるので慎重に検討しないといけません。
まずは自分の光回線を解約するのにいくらぐらいかかるのか確認しておくことが重要です。
スマートバリュー対応の光回線の契約期間と解約金一覧
回線名 | 解約料金 |
---|---|
auひかり | マンション2年 7,700円 戸建て2年 10,450円 / 戸建て3年 16,500円 |
JCOM | 戸建て2年 マンション1年 3,850円~22,000円 |
So-net光プラス | 3年 22,000円 |
ビッグローブ光 | 2年プラン10,450円 / 3年プラン22,000円 |
Nifty光 | 3年 10,450円 |
コミュファ光 | 37ヵ月以内の解約は763円×残月分+11,000円 |
eo光 | 1年 3,300円~29,700円 |
ピカラ光 | 15ヵ月以内 38,500円 / 16カ月以上2年以内 11,000円 |
メガエッグ | 3年契約 3,300円~13,200円 |
BBIQ | 12か月未満 27,060円 / 12ヵ月~18ヶ月22,000円 / 18ヵ月~24ヶ月11,000円 |
負担の無いように現在のインターネットを解約する場合は、各社の設けた解約可能な時期に解約の手続きを行わなければいけません。
また回線によっては上記の金額以外に回線撤去費用が発生する場合もありますので必ず契約を確認してください。
povoにするなら光回線はそのままでいいの?
スマートバリューが適用にならないなら、今より安い光回線やさらに高速な光回線に乗り換えたいという人は少なくないと思います。
では、povoにプランを変更した場合光回線はどのように選ぶのがいいのでしょうか?
光回線の選び方とおすすめの光回線を解説していきます。
povoユーザーの光回線の選び方
povoに変えるタイミングで光回線も見直すなら、何を基準に光回線を選んでいくのがいいのでしょうか?
ポイントとなるのは現在の利用中の回線が、NTTの光回線なのかそれ以外の回線なのかです。
だけどそれ以外(NTTの光回線以外)は工事が必ず必要だから注意してね。
さらに、現在利用中の光回線の解約にかかる費用がある場合には、解約にかかる費用同等のキャッシュバックなどの特典がある回線を選ぶと負担なしに他の光回線に乗り換えることがで出来ます。
povoユーザーにおすすめの光回線
料金で選んで月額料金を安くしたり、今よりももっと高速のインターネットを選んだり自分の使い方にあった光回線を選べるんだよ。
光回線を選ぶときは目的に合わせて選ぶことが重要です。
では実際にどの光回線を選ぶのがおすすめなのか目的別に回線boyがおすすめする光回線を紹介していきます。
光コラボからの乗換ならenひかり
現在【So-net光プラス・ビッグローブ光・Nifty光】等、NTTの光ファイバーを利用した光回線を利用している人の場合、一番手軽に乗り換えるならenひかりがおすすめです。
enひかりの詳細情報
月額料金(戸建て) | 4,620円 |
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月額料金(マンション) | 3,520円 |
転用費用 | 2,200円 |
工事費 | 2,200円~16,500円 |
回線速度 | 上り1Gbps / 下り1Gbps |
接続方法 | PPPoE接続(オプションでIPv6やtransixに対応) |
最低利用期間 | 無 |
キャンペーン | v6対応ルータ格安販売(本体1,430円) |
enひかりならば【So-net光プラス・ビッグローブ光・Nifty光】から乗り換える場合転用となるので、転用手数料の2,200円のみで乗り換えることが出来きます。
ただしenひかりは標準でIPv6に対応していないのでオプションでIPv6接続(月額198円)を付けたほうが快適にインターネットが利用できます。
それでも月額戸建てで4,928円、マンションで3,828円と他の光コラボレーションよりも低価格なので上の3社よりもおすすめです。
enひかりもお得ですが、月額料金で戸建て4,950円、マンション3,850円のexcite MEC光もおすすめです。
月額料金はenひかりと比べ月額220円ほど高額となりますが、excite MEC光はIPv6に標準で対応していますのでその差はわずか20円です。
その上キャンペーン中だと工事費の無料や1年間基本料金割引などのキャンペーンを行っているので、enひかりを検討するならば合わせてexcite MEC光も必ずチェックしてください。
https://kaisen-boy.com/internet-kaisen/excite_mec_hikari/
速くて安いFon光
どうせ乗換えるなら今よりも安くなって通信速度の速い光回線がいいな
通信速度も速くて料金も安い。
どうせ光回線を乗り換えるなら少しでも安く、もっと快適にネットが利用出来たほうが良いのは誰でも思う事です。
そんな人にはFon光がおすすめです。
Fon光の詳細情報
月額料金(戸建て) | 4,378円税込 |
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月額料金(マンション) | なし |
転用費用 | なし |
工事費 | 実質0円(事務手数料3,300円) |
回線速度 | 上り2Gbps / 下り2Gbps |
接続方法 | IPv4/IPv6のデュアル方式 |
最低利用期間 | 2年間 |
キャンペーン | 工事費無料 |
Fon光は上り下り2Gbpsと通信速度が速くSNS上でも評判の良いNURO光のOEMサービスです。
月額料金も税込みで4,378円は光回線では最安となります。
現在の通信環境に不満があるなら特におすすめの光回線です。
Fon光はNTTの光ファイバーを利用してサービスを提供していますが、光コラボレーションと違いNTTの光ファイバーの利用していない予備の部分(ダークファイバー)を利用して通信を行います。
そのため光コラボレーションで通信速度が遅いという人でもFon光にすることで速度の不満は解消されます。
他の光回線を考える必要も無いんじゃない?
Fon光も含めNURO光のサービスは特定の地域でしかサービスが利用できないんだよ。
Fon光は利用できるエリアが他の光回線よりも限定されてしまいます。
利用可能なエリアは以下の通りです。
北海道エリア | 小樽市・札幌市・千歳市・江別市・石狩市・恵庭市 |
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関東エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 |
東海エリア | 愛知、静岡、岐阜、三重 |
関西エリア | 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 |
九州エリア | 福岡、佐賀 |
サービス提供エリアでも場所によっては利用できないこともあるので申し込みの前にこちらの公式サイトで確認する必要があります。
ただし、Fon光はキャッシュバックなどのキャンペーンは行っていません。
そのため現在お使いの光回線を解約する際にかかる費用はすべて自己負担となってしまいますので注意してください。
高額キャッシュバックならNURO光
現在使っている光回線によって解約時にかかる費用は異なりますが特にauひかりの場合は違約金の他に回線撤去費用が必ず必要になります。(ファミリープランのみ)
そんな時におすすめなのがNURO光です。
NURO光の詳細
月額料金(戸建て) | 5,200円(税込) |
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月額料金(マンション) | 2,090円~2,750円(税込) |
転用費用 | なし |
工事費 | 実質0円(事務手数料3,300円) |
回線速度 | 上り2Gbps / 下り2Gbps |
接続方法 | IPv4/IPv6のデュアル方式 |
最低利用期間 | 2年間 |
キャンペーン | キャッシュバック 45,000円 工事費実質無料 |
NURO光は回線速度が速い点に加えキャッシュバックと45,000円高額です。
さらに工事費用も実質無料となるので現在の光回線の解約にお金がかかるという方には最もおすすめの光回線です。
またFon光で利用できなかったマンションプランも設定があるので、集合住宅にお住まいの方にはさらにおすすめの光回線です。
ただしFon光でも解説しましたが利用可能な地域が限られているため申し込む前に利用が可能かどうかの確認が必要です。
auひかりの回線撤去費用がある場合
現在利用している光回線がauの戸建てプランの場合、初めに契約した時期によっては違約金の他に回線撤去費用が掛かる場合があります。
契約時期 | 回線撤去費用 |
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2018年3月以前 | 11,000円(税込) |
2018年3月以降 | 31,680円(税込) |
auひかりは2年の自動契約の場合、決められた期間以外での解約は2年契約の場合10,450円(税込)、3年契約の場合16,500円(税込)となっています。
解約時期により違約金と回線撤去費用を合わせると、2年契約で最大41,250円(税込)、3年契約で48,180円(税込)と高額になります。
それだけかかるなら解約は考えちゃうなぁ・・・
でも、上手に次の光回線を選べば解約でかかる負担はかなり軽くなるからしっかりと覚えておいてね!
ではこのように解約時にかかる費用が高額な場合どのようにauから乗り換えるのがおすすめでしょうか?
auひかりから乗り換える場合一番おすすめなのがソフトバンク光です。
ソフトバンク光はキャンペーンが非常に充実していて、光コラボレーションの中でも非常に高額な48,000円のキャッシュバック、さらにauひかりの解約にかかる費用を最大で10万円まで還元してくれます。
それだと月額6,000円以上になっちゃうから今よりもかなり高くなっちゃう・・・
BBユニットのレンタル料を加えると月額6,270円(税込)になってしまいますが、ソフトバンク光を2年間利用してその後enひかりやexcite MEC光などの低価格な光回線に乗り換えるのが一番お得です。
すごくめんどくさい気がするなぁ
ソフトバンク光からenひかりは同じ光コラボ同士だから簡単な手続きだけで工事もいらないんだよ。
2年後にソフトバンク光からenひかりやexcite MEC光に乗り換える場合は光コラボから光コラボの転用となるので工事も必要ありませんので簡単に乗り換えが可能です。
auひかりから他の光回線に乗換えるなら【auひかり → ソフトバンク光 → enひかり】が一番おすすめとなります。
まとめ
今までの光回線の選び方はスマホとセットにして家計全体で考えるのが節約の秘訣でした。
しかしahamo・ソフトバンクON LINE・povoが始まることでスマホと光回線をセットにする必要はあまり重要ではなくなりました。
ただし例外として以下の場合についてはpovoに変更してしまうと損をしてしまうかもしれません。
■ 月のデータ使用量が1GB以下の場合
■ 毎月のデーター利用量が20GB以上の場合
■ サポートを対面でしっかりとしてほしい
これらの場合にはpovoに変更すると損をしてしまいますので、スマートバリューや家族割引のある従来のプランの方がおすすめです。
そのため従来のプランを利用するのであれば、スマートバリューが適用になる光回線を使うのがおすすめですが、povoに変更するのであれば光回線は乗り換えたほうがメリットが多いということになります。